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クミが自分の世界へ帰ってから数ヵ月後のこと・・・
ミルフィーユ 「ミルフィーユね、大きくなったらお父さんと結婚するの」
ウエハース 「王と、ですか?」
グレ 「なんや、クミも似たようなこと言っとったな」
ウエハース 「姫、親と子は結婚できない決まりなのです」
グレ 「しかし、ミルフィーユとクミが似てるのは、顔だけやなくて考え方もか」
ウエハース 「子供というものは大抵そういうものなのだ」
グレ 「じゃ、ウエハースも子供のころは 【僕、大きくなったらママをお嫁さん にする】なんて言っとったのか???? (笑)」
ウエハース 「・・・・・・・・な(///) !!!」
グレ 「図星か?」
ミルフィーユ 「え〜〜駄目なの? ・・・じゃあね、ミルフィーユ、ウエハース と結婚する」
ウエハース 「え・・・・それは・・・・(///)」
グレ 「難儀なお姫さんやな」
ミルフィーユ 「ウエハース面白いし」
ウエハース 「面白い、ですか」
グレ 「ミルフィーユは、こいつのホンマものの面白い姿を知らんと思うで。
前に、魔族にあやつられた時な・・・」
ウエハース 「あ〜〜、オホン(///)!!」
ミルフィーユ 「それともグレちゃんと結婚しようかな」
グレ 「それがええ。どこぞの堅物と暮らすより楽しいで。つっこみも得意やし 毎日笑って過ごせるで」
ウエハース 「姫、ぬいぐるみとの結婚は父親との結婚と同じくらい・・・
いや、もしかたらそれ以上にあり得ん事ですよ」
グレ 「つまりウエハースは、【だから俺にしとけ】って言いたいのやな?
この分やと、やっぱり、以前クミにプロポーズしたのも本心やったな?」
ウエハース 「ば、馬鹿をいえ!!!」
グレ 「馬鹿? ウマでもシカでもなくてクマなんやけど」
ウエハース 「へ、屁理屈ばかりうまくなりやがって」
グレ 「クミへの次の手紙の内容が一つ決まったな。
<ウエハースがミルフィーユにプロポーズしました>
これやな。」
ウエハース 「わ、私は姫に従える者。身分の違いをわきまえておる」
グレ 「・・・それ以前に、年も違うんとちゃうか?」
ウエハース 「わかっておる!」
グレ 「ムキにならんでもええやんか。全く、相変わらず冗談の通じない奴やわ
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