ゲームの作り方 基礎編



ゲームの作り方


ゲームの製作手順

 ゲームの製作手順は、別に決まっているわけではありません。
 また、ゲームのジャンルや、個人かグループか、またゲームの規模、使用ツールなどによっても、製作手順は変わってくるでしょう。
 以下にゲーム製作の手順を説明しますが、これはあくまでひとつの例です。こんな感じでゲームを作っている人が入るという程度に理解してください。
 実際の製作手順は、自分で工夫して考えてください。


企画立案

 ゲーム製作は、まず企画を立てないことには始まりません。
 しっかりとした企画を立てずに始めると、方向性を失ったり、行き詰まったりすることになります。また、企画を立てないと製作メンバーが集まらないこともあります。

 企画を立てるときには、企画書を書きましょう。企画書の書き方は、下記を参考にしてください。

企画書の書き方


企画の検討

 企画書を書いたら、検討をしましょう。
 特に、コンセプトや方向性がはっきりしているか、そして実現性があるかが大事です。他の人に見せて、意見をもらうことも良いでしょう。
 必要であれば、この時点で必要最小限のメンバーを決め、検討することになります。個人製作や一人で企画を立てられる人はいいですが、そうでない場合は、メンバーと相談しながら企画を煮詰めていくことになるでしょう。


企画決定

 十分に企画を検討し、企画書を修正し、実現可能となったら企画決定です。
 グループ製作の場合、メンバーに企画書を読んでもらい、承認してもらってから決定ということもあるでしょう。

 この時点で、一応それなりの覚悟をしておきましょう。
 ゲーム製作は、楽しいことばかりではありません。それなりの苦労をする覚悟はしておいた方がいいと思います。
 またグループ製作の場合、一度始めるとそう簡単にやめることは出来ません。途中で投げ出せば、他のメンバーが迷惑することになります。
 始める前に、責任を全うするだけの、準備と覚悟と時間的余裕があることを、再確認しておきましょう。


メンバーを集める

 個人製作の場合は必要ありませんが、グループ製作の場合、メンバーを集めてプロジェクトチームを作ります。
 企画前からメンバーが揃っている場合でも、その企画での製作は初めてなのですから、改めて意思確認をして、プロジェクトチームを作ると良いでしょう。
 メンバーが足りない場合は、募集するなどして必要なメンバーを揃えます。

 ただし、この時点で全てのメンバーを集める必要はありません。この時点では、細かいことまで決まっているわけではないからです。もう少し企画を詰めて、具体的なことが決まってから、必要なメンバーを集めても良いでしょう。(最低でもプロジェクト運営と企画の担当者は必要でしょう。できればプログラマーも居てほしいところです)


活動場所の整備

 ゲームを作るためには、活動場所が必要です。
 ここでは、インターネットでの活動を前提にしています。ネット上で活動できる環境を整えましょう。
 具体的には、サイトを開設したり、掲示板やチャットを設置したり、といったことです。
 インターネットで活動する場合、メンバー間のコミュニケーションが難しいため、よく考えてコミュニケーション方法を選ぶ必要があります。


プロジェクトの発足

 企画が決まり、メンバーが集まり、活動の準備ができたら、いよいよプロジェクトの発足です。
 プロジェクト発足のときには、活動方針や責任の所在などをしっかり決めておきましょう。各メンバーの意思確認もしておいたほうが良いです。場合によっては、同意書を書いたりもします。
 他にも、活動の仕方やコミュニケーション方法、連絡のとり方、当面のスケジュールなど、色々と決めたり話し合ったりしておくことがあります。必要に応じてそういったことを行います。


仕様書の作成

 企画書は、大まかな概要を記したものでした。しかし、概要では大雑把過ぎて製作はできません。ゲームを作るためには、仕様書が必要です。
 仕様書とは、ゲームの細かい仕様をまとめたものです。言い換えれば、ゲームの設計図です。具体的なシステムを決め、どのような作業が必要かをリストアップします。

 ここで、企画以外にも初期段階で必要になる作業があれば、平行して行います。
 例えば、下記のようなものです。
・プログラミング担当:システム設計やサンプルプログラムの作成など
・シナリオ担当:プロットの作成など

 仕様書は、そう簡単に作れるものではありませんし、仕様の変更などもあります。この段階で完成させる必要は無く、他のメンバーと話し合ったり試作版を作ったりしながら、少しづつ完成させていきます。


試作版の作成

 必要であれば、試作版のゲームを作ります。
 試作版で、方向性が間違っていないか確認したり、メンバーに動くものを見せてイメージをつかんでもらったりします。
 

製作開始

 本格的な製作に入ります。
 仕様書に基づき、各メンバーが、自分に割り当てられた作業を行なって行きます。
 この段階では、具体的にやるべきことが決まっているので、どのような人材が必要か分かっているはずです。足りないメンバーは、この段階までにすべて集めたいところでしょう。


テストプレイ

 ある程度完成に近づいたら、テストプレイを行います。
 ゲームには、必ずバグ(プログラムの不具合)がありますのでそれを修正し、バランス調整などをします。


完成

 テストと修正を繰り返し、完成に漕ぎつけます。
 場合によっては、完成後、外部の人にテストプレイをしてもらって、さらに調整を加えます。
 

発表

 いよいよ発表です。
 サイトを作ってダウンロードできるようにしたり、配布サイトに登録したりします。あるいは、コンテストに応募するということもあるでしょう。
 せっかく苦労して作ったわけですから、ここで手を抜くわけにはいきません。なるべく多くの人にプレイしてもらえるよう、努力する必要があります。


サポート

 ゲームを発表し終わっても、それで仕事が終わるわけではありません。
 大抵は、公開後にバグが見つかりますので、修正してアップデートしなければなりません。
 また、サイトに掲示板などを設置して、プレイヤーをサポートすることもあるでしょう。ゲームの感想を聞かせてもらえば、次の製作に生かせます。


次の製作へ

 ゲーム製作は、簡単ではありません。ですから、失敗もあるでしょうし、一回目の製作で、満足のいく作品が作れるということは、あまりありません。
 ひとつ作品を作ったら、その経験を次に生かしましょう。そうやって、成長していくことで、良い作品が作れるようになります。


ゲーム製作における役割

 ゲームは、多くの要素が絡み合って形成されています。したがって、ゲームを製作するためには、多くの技術や知識や経験が必要になります。(それらの知識や技術のことをスキルと呼びます)
 ゲームに必要なスキルをすべて一人で身につけるのは困難ですので、普通は、それぞれ専門のスキルを持った人が、それぞれの役割を果たすことでゲームが作られます。
 ここでは、ゲーム製作における役割について解説します。


リーダー

◆リーダーとは
 リーダーとは、ゲーム製作の中心になり、プロジェクトを推し進めていく役割です。
 アマチュアの場合、リーダーの経験がある人が少ないため、不足しがちな人材です。
 リーダーに求められるのは、リーダーシップとコミュニケーション能力、そしてプロジェクト運営の知識と実務処理能力です。


◆リーダーの呼び方
 リーダーの役割をする人を下記のように呼びます。
・リーダー/Leader
・ディレクター/Director


◆リーダーの仕事
 リーダーの最も重要な役割は、プロジェクトをまとめ、ゲームを完成までもっていくことです。そのために必要なことはたくさんあります。下記は、ほんの一例です。
・プロジェクトを運営する
・メンバーを集める
・スケジュールを決める
・製作の指揮を執る


企画

◆企画とは
 企画とは、ゲームの設定やシステムなどを考える役割です。
 「どういうゲームを作るのか」という最も基本的なことを決める仕事ですので、リーダーを兼任して製作の指揮を執ることも多いようです。
 企画に求められるのは、ゲームに関する広い知識と企画力です。


◆企画の呼び方
 企画の役割をする人を下記のように呼びます。
・企画
・プランナー/Planner
・ゲームデザイナー/Game Designer


◆企画の仕事
 企画の仕事は、下記のような感じです。
・企画立案
・ゲームの設定、システムなどを決める
・企画書や仕様書などを書く


プログラム

◆プログラムとは
 プログラミング言語やゲーム製作ツールなどを使って、ゲームを製作する仕事です。
 どんなアイディアも、プログラムしないとコンピューターで動くようにはなりません。プログラムを作る、ということは、ようするにゲーム製作そのものであると言えます。
 プログラマーに求められるのは、何と言ってもプログラミング言語やゲーム製作ツールを習熟していることです。
 

◆プログラムの呼び方
 プログラムの役割をする人を下記のように呼びます。
・プログラマー/Progrmmer
・スクリプター(ゲーム製作ツールなどでスクリプトを書く人)


◆プログラムの仕事
・プログラミング言語やゲーム製作ツールを使ってゲームを製作する
・システムの設計などを行う


シナリオ

◆シナリオとは
 ストーリー性のあるゲームを作る場合、ストーリーやシナリオが必要になります。そのストーリーを考え、シナリオを書く人が、シナリオライターです。
 シナリオの仕事は、一般の人でもイメージできる仕事です。しかし、ゲームのシナリオと言うのは、映画などと異なり、ゲーム独特の考え方に基づいて書かれます。そのあたりは、ある程度経験しないと分かりにくいでしょう。


◆シナリオの呼び方
 シナリオの役割をする人を下記のように呼びます。
・シナリオライター(Scenario Writer)


◆シナリオの仕事
・物語の背景・設定などを決める(これは、企画者が決める場合もあります)
・ストーリー展開を考る(これは、企画者が決める場合もあります)
・シナリオを書く


グラフィック

◆グラフィックとは
 ゲームに使用する絵のことをグラフィックと言います。マップやキャラクター、アニメーションなど、すべてグラフィックです。CG(Computer Graphic)とも言います。
 これらのCGを描くのが、グラフィック担当の役割です。
 ただ、一言でグラフィックと言っても、色々なジャンルがあり、ジャンルによって、専門の職種があります。その職種により呼び方も変わります。


◆グラフィックの呼び方
 グラフィックの役割をする人を下記のように呼びます。
・グラフィッカー/Graphicer
・グラフィック・デザイナー/Graphic Designer
・ドッター/Doter(ドット絵を描く人)


◆グラフィックの仕事
・ゲームで使用する絵をデザインする
・CGを描く


サウンド

◆サウンドとは
 ゲームに使用する音楽や効果音のことをサウンドと言います。ゲームに使用するサウンドを作るのが、サウンド担当の役割です。
 ゲームに使用するサウンドは、大きくふたつに分けられます。BGM(Background Music)とSE(Sound Effect)です。


◆サウンドの呼び方
 サウンドの役割をする人を下記のように呼びます。
・ミュージックコンポーザー/Music Composer(作曲をする人)
・サウンドクリエーター/Sound Creator


◆サウンドの仕事
・作曲をする
・MIDIデータなどを作る
・効果音などを作る


ゲーム製作の落とし穴

 ゲーム製作というのは、一朝一夕にはできません。多くのクリエーターが、壁にぶつかり挫折しています。
 ネット上には、ゲームを作るグループが、たくさんありますが、それらのグループがどの程度ゲームを完成させているか、完成率を計算してみれば、おそらくかなり低い数字になると思われます。(正確な数字は分かりませんが、筆者の感覚では、20%以下)
 つまり、ゲーム製作は挫折して当たり前というくらい大変なものなのです。そして、壁を乗り越え完成まで持っていく方法は、努力しかありません。ゲーム製作に近道は無いのです。

 しかし、どのようなところでつまずきやすいか知っておけば、挫折する可能性を減らせるかもしれません。
 ここでは、特に初心者が陥りやすいポイントあげてみたいと思います。


大きすぎる目標

 初心者は、自分の力量が分かりません。また、ゲーム製作の大変さも知りません。しかし、ゲーム製作に対する情熱や夢はたっぷりあります。そのため、ついつい自分の力を超えた目標をかかげてしまうことが多いのです。自分の力を超えたことはできませんから、当然挫折の原因になります。

 最初は小さな目標を立て、基本的なことから経験し、身につけていくべきです。最初は、特別なものを作ろうとせず、平凡でもちゃんと動くものを作るのが良いと思います。基本的なものができたら、それをベースに発展させていけばよいのです。
 また、プレイ時間が何時間にもなるような規模の大きなものは避けるべきでしょう。最初の作品のプレイ時間は、1時間以下でよいのです。30分でも十分です。


準備不足

 グループ製作をする場合、すべてのメンバーが同時に作業を始められるわけではありません。
 例えば、グラフィックやサウンドなどは、企画が仕様を決めてくれないと作業を始められません。したがって、メンバーの中には、製作の初期段階に仕事が無い人もいるわけです。
 こういう、いわば不均衡のようなものがあると、士気にも影響しますし、仕事がスムーズに進まない原因にもなります。

 そこで、リーダーや企画担当などは、メンバーを集める前に十分な準備をしておくと良いでしょう。企画書を書くことはもちろんのこと、ある程度細かい仕様も検討しておいたほうがいいでしょう。
 メンバーを集めた後、なるべく早く仕事を割り振れるようにしておくと良いと思います。

 もちろん、プロジェクト運営やゲームに関する基本的な知識は、あらかじめ予習しておくのは当然のことです。失敗するグループの多くは、その主催者が、基本的な知識すら身につけずに安易に始めてしまうことが原因になっています。


コミュニケーション不足

 インターネットでのグループ活動で一番問題になるのが、コミュニケーションの方法です。
 インターネットでは、直接顔を合わせて会話できなかったり、活動時間がまちまちで都合が合わなかったりと、コミュニケーション不足になる要因が多々あります。
 コミュニケーション不足は、作業の効率を悪くし、メンバー同士の関係を悪化させます。それが、挫折の原因にもなりえます。

 コミュニケーション不足を防ぐには、どんな方法があるでしょうか。インターネットでの代表的なコミュニケーション手段を見てみましょう。

○メール
 メールは、最も基本的な連絡手段として確保しておくべきでしょう。メンバー全員の連絡先リストを作り、メンバー全員に配っておくと良いです。
 また、リーダーは、フリーメールでなくプロバイダのメールアドレスや携帯のメールアドレスなども聞いておくと良いです。コミュニケーションの問題で最悪なのが音信不通ですので、そうならないために複数の連絡先を聞いておいたほうがいいのです。
 メールは、基本的に一対一のコミュニケーション方ですので、個人間の連絡のみに使うとよいと思います。ゲーム製作についてのコミュニケーションには、情報の蓄積と共有ができる手段を使ったほうが良いでしょう。(グループ全体で情報を共有したい場合は、メーリングリストを使うという手もあります。ただ、個人的には、多機能掲示板を使うほうが良いと思います)

○掲示板
 webページに設置された掲示板は、とても有効なコミュニケーション手段です。多機能な掲示板は、単に情報のやり取りだけでなく、色んなことに使えます。例えば、情報の共有や蓄積、議論、連絡(メール送信機能)、データのやり取り(ファイルのアップロード機能)などです。
 筆者は、多機能掲示板をコミュニケーションの中心に据えるのが良いと思います。

○チャット
 掲示板と共にコミュニケーションの中心になるのがチャットです。webチャットやチャットソフト、メッセンジャー、IRCなど色々あります。
 個人的には、最も手軽なwebチャットか多機能なメッセンジャーが良いと思います。
 チャットは、リアルタイムで話し合いができますので、実際の会話に近い形でコミュニケーションできるのが利点です。
 ただし、それだけにちょっとした言葉のすれ違いでトラブルになることもありますので、気をつけましょう。
 また、チャットには結構時間がかかります。無計画にやっていると時間がかかるわりにあまり進展しないということになりますので、これも注意が必要です。
 それから、チャットは、時間が合わないと参加できないため、チャットに参加している一部の人だけで話が進んでしまうということもあります。チャットでの話し合いの結果を掲示板にコピーするなどして、情報を共有していくことも大事です。

 上記のようなコミュニケーション手段を駆使すれば、ある程度コミュニケーション不足が補えるかと思います。


停滞

 ゲーム製作というのは、なかなか計画通りにいかないものです。そのため、進行が遅れ停滞してしまうことがあります。停滞は、メンバーのやる気と集中力を減退させます。
 アマチュアの場合、余暇を利用して製作していますが、余暇がどのくらい取れるかは、状況によって変わります。停滞することによって時間が経過し、状況が変わって時間が取れなくなることもあります。例えば仕事が忙しくなったとか、受験勉強が忙しくなったとかで、ゲーム製作ができなくなるというのは、よく聞く話です。

 そして困ったことに、停滞はさらなる停滞を呼びます。停滞したことでやる気をなくし、それによってますます停滞し、どんどん遅れて都合が悪くなってついに参加できなくなる、そしてさらに深刻な停滞を生む、というわけです。いわゆる悪循環というやつです。

 停滞を防ぐには、短い期間で一気に製作を進めることが効果的です。そのためには、今までに書いてきた「大きすぎる目標をたてない」、「事前に準備をする」というようなことが必要です。


肥大する企画

 停滞とは逆に、盛り上がりすぎて大変なことになるのが、この肥大化です。
 ゲーム製作の初期段階に、メンバーみんなでアイディアを出して、「こんなことしてみたら面白そう」だとか、「このシステムを取り入れたらいいんじゃないか」とか、わいわい話し合っていると、とても楽しくてグループ製作をして良かったと思います。
 しかし、それらのアイディアを本気で取り入れようとすると、大変なことになります。企画は肥大化し、まとまりが無くなり、現実的でなくなっていきます。
 そうなると、能力を超えた「大きすぎる目標」になり、現実の壁にぶつかって「停滞」を引き起こします。

 グループ製作には、時に自制と割りきりが必要です。冷静になって、自分たちにできる範囲のことをしましょう。ゲーム完成の障害になるなら、良いアイディアでも切り捨てましょう。今、無理矢理やろうとしないでも、本当に良いアイディアなら、別の機会にもっとふさわしい形で実現するはずです。


妥協を強いられる

 ゲームを作っていると、最初に予定していたことが出来なくなることがあります。そうなると、妥協を強いられ、不本意な形でやっていくことになります。
 妥協は、やる気を大きく低下させます。それが原因で、挫折することもあります。
 しかし、ゲーム製作というのは、思い通りに行かないのが普通です。完璧を求めすぎると一歩も進めなくなります。 いかにうまく妥協していくかというのも、ある意味ゲーム製作のスキルです。出来ないから駄目だと思ってはいけません。ひとつの道が閉ざされたら、別の道を探せばいいだけです。道が無いなら、新しい発想で道を作りましょう。そういうところから、新たなゲーム性が生まれることもあります。柔軟な発想で、対応しましょう。

 また、プレイヤーは、作り手が思う程こだわりを持っていないことが多いですから、こだわりを捨てて、プレイヤーが少しでも楽しめればいいと、気楽に考えることも必要です。



Last Updated : 2006-5-23

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