ゲーム製作に役立つソフト

　グラフィックの仕事は、もちろん絵を描くことです。
しかし、一言で絵を描くと言っても、フリーハンドで描く場合や、１ドットづつドットを打って描く場合、ドローソフトや3Dグラフィックソフトで描く場合など様々です。
　ここでは、色々な描き方に向いたソフトを紹介します。

　ペイントソフトは、ビットマップ画像（ラスター画像）を扱うソフトです。
　主にマウスやペンタブレットを使って、フリーハンドで絵を描くものです。また、描いた絵の調整・加工など、フォトレタッチの機能も持っているものが多いです。

　高機能なフルカラーペイント＆フォトレタッチソフト

　Pixiaは、マウスやペンタブレットを使って、フリーハンドで絵を描くためのソフトです。
　レイヤー機能や画像の調整機能、フィルターなど、基本的な機能はすべて備えています。

名称：Pixia（ピクシア）
種別：ペイントソフト
価格：無料
製作者：株式会社匠様・丸岡勇夫様
配布元：Pixiaホームページ（http://homepage2.nifty.com/~maru_tacmi/）

　ゲームに使用する、人物や背景など、多くのグラフィック素材を描くことができます。
　また、紙に描いた絵をスキャナーで取り込んで加工することもできます。
　明るさを変えたり、フィルターをかけたりして、画像を加工することが出来ます。

　高機能なフルカラーペイント＆フォトレタッチソフト

　GIMPは、元々UNIX用のソフトです。そのWindows移植版が「GIMP for Windows」です。
　非常に高機能・多機能ですが、動作が不安定で急に落ちることがあります。
　その点注意が必要です。どうしてもGIMPを使いたい人だけ使ってください。

名称：GIMP for Windows
種別：ペイントソフト
価格：無料
製作者：いっちー様
配布元：TheGimp 別館（http://hp.vector.co.jp/authors/VA025935/）

　ゲームに使用する、人物や背景など、多くのグラフィック素材を描くことができます。
　また、紙に描いた絵をスキャナーで取り込んで加工することもできます。
　明るさを変えたり、フィルターをかけたりして、画像を加工することが出来ます。

　フォトレタッチソフトは、ビットマップ画像を扱うソフトです。
　絵を描くより、加工することに主眼を置いたソフトです。

　簡単で使いやすいフォトレタッチソフト

　JTrimは、画像の一部を切り取ったり、色合いを変えたり、フィルターをかけたりといった作業が簡単に出来る、フォトレタッチソフトです。

名称：JTrim（ジェイトリム）
種別：フォトレタッチソフト
価格：無料
製作者：WoodyBells様
配布元：WoodyBells（http://www.woodybells.com/）
JTrimのページ：http://www.woodybells.com/jtrim.html

　画像を切り抜いたり、色合いを変えたり、減色したりといった加工に使うと便利です。

　ドット絵作成ソフトは、ペイントソフトの一種ですが、特にドット絵を描くために特化したものです。

　定番の２５６色専用ドット絵作成ツール

　EDGEは、ドット絵作成に特化した２５６色専用のペイントツールです。
　

名称：EDGE（エッジ）
種別：ドット絵作成ツール
価格：無料
製作者：たかぼー様
配布元：Takabo Soft Network（http://www.tkb-soft.hmcbest.com/）
EDGEのページ：http://www.tkb-soft.hmcbest.com/program/win/edge/index.htm

　RPGツクールのマップやキャラクターを描くのに重宝します。
　また、ドット絵を描かない人も、マップチップの編集やキャラの色変えなど、様々なことに使えます。

　ドット絵作成に向いたフルカラーペイントソフト

　GraphicsGaleは、ドット絵作成に向いたペイントツールです。
　フルカラーにも２５６色にも対応していますので、様々な用途に対応できます。

名称：GraphicsGale
種別：ドット絵作成ツール
価格：シェアウェア（GIFなど一部の機能を使わなければ無料）
製作者：TEMPEST様
配布元：TEMPEST（http://www.humanbalance.net/gale/）

　RPGツクールのマップやキャラクターを描くのに適します。
　フルカラーやPNGのアルファチャンネルに対応していますので、RPGツクールXPの素材作成に役立つでしょう。

　減色ツールは、ビットマップ画像の減色を行うツールです。
　主に、フルカラー（24bit）から、256色（8bitパレット）へ色数を減らすのに使います。

　高性能な減色ツール

　Padieは、フルカラーから256色への減色を行うツールです。きれいに減色してくれます。任意の色数への減色が出来ます。

名称：Padie
種別：ドット絵作成ツール
価格：無料
製作者：多摩川ソフトウェア工房様
配布元：多摩川ソフトウェア工房（http://hp.vector.co.jp/authors/VA013060/software/）
Padieのページ：http://hp.vector.co.jp/authors/VA013060/software/padie/index.htm

　とにかく、なるべくきれいに減色したい場合に使ってください。

　縮小ツールは、ビットマップ画像の縮小を行うツールです。きれいに縮小してくれます。

　高性能な縮小ツール

　Bitmap Resizerは、ビットマップ画像を縮小するツールです。
　背景色にアンチエイリアスをかけずに縮小できるのが便利です。

名称：Bitmap Resizer
種別：縮小ツール
価格：無料
製作者：杏世様
配布元：Anze's HOMEPAGE OasisRoad（http://www9.plala.or.jp/anze/test2nd_hp/index2.html）
Padieのページ：http://www9.plala.or.jp/anze/test2nd_hp/qanat/resize.html

　きれいに縮小したい場合に使ってください。
　背景色にアンチエイリアスをかけずに縮小できるので、グラフィック素材を大きなサイズで描いてから、縮小して使うのに便利でしょう。

　

　RPGツクール2000・2003の文章表示を、ピクチャーとして作成するソフト

　マイウィンドウは、RPGツクール2000・2003の文章表示を真似て表示し、それをビットマップ画像として出力するソフトです。

名称：マイウィンドウ
種別：特殊なグラフィックツール
価格：無料
製作者：Gaz様
配布元：ツクールでつく〜る（http://kochi.cool.ne.jp/gazpage/）
マイウィンドウのページ：http://kochi.cool.ne.jp/gazpage/mysofts/mywin_data.html

　RPGツクールでの、地名表示、自作メニュー、ピクチャーによる文章表示などに使えます。

　ドローソフトは、ドロー画像（ベクター画像）を扱うソフトです。
　簡単に図形を描くことができ、拡大や縮小、移動などがしやすいのが特徴です。

　MS-Office互換のフリーOfficeソフト

　OpenOfficeは、様々なソフトが同梱されている統合ソフトです。この中にドローソフトも含まれています。
　それほど高性能・高機能というわけではありませんが、ある程度使えると思います。

名称：OpenOffice.org
種別：オフィスソフト
価格：無料
配布元：OpenOffice.org 日本ユーザー会（http://oooug.jp/）

　タイトルやロゴ、システム関係のグラフィックなどを描くのに使えます。

　縮小ツールは、ビットマップ画像の縮小を行うツールです。きれいに縮小してくれます。

　簡単ロゴ作成ツール

　LOGO!は、簡単にロゴを作成できるツールです。

名称：LOGO!
種別：ロゴ作成ツール
価格：無料
製作者：suuta様
配布元：Light Airs（http://www5a.biglobe.ne.jp/~suuta/）
LOGO!のページ：http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se150487.html

　ゲームのロゴや、ゲーム内に使用する文字の画像を作ることが出来ます。
　また、サイトのバナーなどを作るのにも利用できるでしょう。

　３Ｄグラフィックソフトは、三次元のグラフィックを描くためのソフトです。

　シンプルなモデリングソフト

　六角大王は、モデリングソフトです。簡単に形状を作り、編集できるソフトです。

　関連書籍やより高性能な有料版もあります。
　購入を検討されている方は、是非こちらで
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名称：六角大王
種別：モデリングソフト
価格：無料
製作者：古島終作様　森田利広様
六角大王のページ：http://www.shusaku.co.jp/www/product_free.html

　３Ｄグラフィックの形状データを作りたい場合に使います。